【CCNP】UDLDの概要と設定方法を簡単に説明
UDLDとは?概要を簡単に説明
UDLDとは
UDLD(UniDirectional Link Detection)とは単一方向リンクを検出するために使用するcisco独自のプロトコルです。
単一方向リンクの検出
リンクアップしている状態で、一方の機器では送信(Tx)は可能で受信(Rx)は不可、
もう一方の機器では受信(Rx)は可能で送信(Tx)は不可である場合、
STPではBPDUが受信できなくなります。
その結果、ブロッキングポートがフォワーディングになり、
ループが発生する可能性があります。
UDLDは単一方向のリンクを検出するとポートをダウンさせ、
ループやフレーム損失を防ぎます。
UDLDのモード
・nomalモード
単一方向リンクの検出すると、該当ポートをundeterminedにするだけでポートをerr-disabledしない。
つまりshutdownされない。
・aggresssiveモード
単一方向リンクの検出時、該当ポートはをerr-disabled状態になり、shutdownされる。
特記事項
・CatalystのL2SWではデフォルトでUDLDが無効になっています。
・#udld reset というコマンドを実行することでerr-disabled状態となっているポートを
すべて復旧させることができます。
UDLDの設定及び確認方法を簡単に説明
UDLDの設定
UDLDの設定を行うのは下記のコマンドです。
Switch(config-if)#udld port [aggresssive|enable|message]
※引数を省略した場合はnomalモードとなります。
UDLDの確認
UDLDの設定を確認するコマンドを実行結果とともに紹介します。
Switch#show udld <インターフェース名>
Interface <インターフェース名>
Port enable administrative configuration setting: Enabled / in aggressive mode
Port enable operational state: Enabled / in aggressive mode
Current bidirectional state: UniDirectional
→ Bidirectionalが双方向リンク、UniDirectionalが単一方向リンク
Current operational state: disabled port → 単一方向リンクを検出したため無効
UDLDの概要と設定方法を簡単に説明のまとめ
UDLDを簡単にまとめると下記のとおりです。
・単一方向リンクの検出を行う
・cisco独自のプロトコル
・動作モードにはNormalとAggressiveがある
全てを説明できているわけではありませんが、
UDLDの大まかなイメージをつかんでいただけていれば幸いです。
他の記事でもCCNA、CCNPの試験対象となっている単語の紹介をしていますので、
よろしければ、是非ご覧になってください。
それでは別の記事でまたお会いしましょう。
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