【CCNP】UDLDの概要と設定方法を簡単に説明

2019年12月31日

UDLDとは?概要を簡単に説明

 

UDLDとは

UDLD(UniDirectional Link Detection)とは単一方向リンクを検出するために使用するcisco独自のプロトコルです。

 

単一方向リンクの検出

リンクアップしている状態で、一方の機器では送信(Tx)は可能で受信(Rx)は不可、

もう一方の機器では受信(Rx)は可能で送信(Tx)は不可である場合、

STPではBPDUが受信できなくなります。

その結果、ブロッキングポートがフォワーディングになり、

ループが発生する可能性があります。

UDLDは単一方向のリンクを検出するとポートをダウンさせ、

ループやフレーム損失を防ぎます。

 

UDLDのモード

・nomalモード

単一方向リンクの検出すると、該当ポートをundeterminedにするだけでポートをerr-disabledしない。

つまりshutdownされない。

・aggresssiveモード

単一方向リンクの検出時、該当ポートはをerr-disabled状態になり、shutdownされる。

 

特記事項

・CatalystのL2SWではデフォルトでUDLDが無効になっています。

・#udld reset というコマンドを実行することでerr-disabled状態となっているポートを

すべて復旧させることができます。

 

UDLDの設定及び確認方法を簡単に説明

 

UDLDの設定

UDLDの設定を行うのは下記のコマンドです。

Switch(config-if)#udld port [aggresssive|enable|message]

※引数を省略した場合はnomalモードとなります。

 

UDLDの確認

UDLDの設定を確認するコマンドを実行結果とともに紹介します。

 

Switch#show udld <インターフェース名>

Interface <インターフェース名>

Port enable administrative configuration setting: Enabled / in aggressive mode

Port enable operational state: Enabled / in aggressive mode

Current bidirectional state: UniDirectional

Bidirectional双方向リンク、UniDirectionalが単一方向リンク

Current operational state: disabled port → 単一方向リンクを検出したため無効

 

UDLDの概要と設定方法を簡単に説明のまとめ

UDLDを簡単にまとめると下記のとおりです。

・単一方向リンクの検出を行う

・cisco独自のプロトコル

・動作モードにはNormalとAggressiveがある

 

全てを説明できているわけではありませんが、

UDLDの大まかなイメージをつかんでいただけていれば幸いです。

他の記事でもCCNA、CCNPの試験対象となっている単語の紹介をしていますので、

よろしければ、是非ご覧になってください。

それでは別の記事でまたお会いしましょう。