卓球用具感想⑤雅・ラクザ7・バーティカル20
かれこれ10年以上ダーカーのスピード90にエクステンドHSとフェイントロングⅢの組み合わせで使っていたのですが、
足の指を骨折してまともに運動できなくなったときから色々と試したラケットとラバーの組み合わせを自分用のメモとして記事にしてみました。
※最後のスピード90が割れたのでラケットも変えました
組み合わせ⑤ ラケット:雅(加工)、ラバー:ラクザ7、バーティカル20
ダーカーのスピード90(反転式)が割れてしまい、すでに廃盤になってしまっていたので、ラケットに詳しい友人に相談したところ、
販売しているラケットでそれらしいものを見繕ってくれるということで用意してくれたのがnittakuの雅でした。
本来はグリップが片側にしかなく、両面にラバーは貼れるものの、反転して打つことはできないラケットですが、
グリップを削り取って両面にコルクを取り付けてくれました。
雅(反転式加工)
ずっと使っていたスピード90と比べるとあまり弾みませんが、やはり単版のラケットなので球持ちが良く、割れた直後に緊急で使用したスピンエースに比べると違和感なく使えました。
スピード90から移行することを考えると弾みに関しては少し物足りなさを感じるかもしれませんが、打球感にそこまで大きな差はなさそうなので、ラバーで調整すれば丁度良い感覚になるかと思います。
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ラクザ7
以前の記事でも書きましたが、すべての技術がやりやすいラバーです。
スピード90に貼ったときも雅に貼ったときも違和感なく使えました。
どんなラケットに貼ったとしても最低限の性能は発揮されますが、
デメリットとしてはこちらも以前の記事で書きましたが、どうしても打球がきれいになってしまうところですね。
万人受けするラバーだからこそ尖った特徴を求める人やクセ球を出したい人には向かないかと思います。
また、どんなラケットに合わせてもそこそこの性能を発揮できるというのは裏を返すと組み合わせによってものすごい性能を発揮するということは難しいのではないかと感じました。
バーティカル20
スティガの粒高で縦目のラバーです。
このシリーズには縦目のバーティカル、横目のホリゾンタルがあり、それぞれ硬度20、55があります。
元々フェイントロングⅢを使っていたため、それに近いラバーでフェイントロングⅢよりも変化が出るラバーということでラケットの加工をしてくれた友人からバーティカル20とアームストロングのツイスターを紹介されました。
特に深い理由はありませんが、なんとなく先にバーティカル20を試しに貼ってみました。ちなみに厚さは中です。
ラケットとの組み合わせもあるかもしれませんが、このラバーの面白いところは普通にフォア打ちをすると上回転になるところです。
フェイントロングⅢは表に近い印象でしたが、このラバーはもはや裏ソフトに近いです。
普通に打つと上回転になりますが、当て方次第でナックルの球は出せますし、相手の回転がかかっていればその分スピン反転もさせることができます。
このラバーの一番いいところは回転の上書きがしやすいところです。
通常の粒高ラバーは回転の影響を受けづらいものの、自分から回転をかけることは難しいです。
しかし、バーティカル20は下がったときに引き返すことができたり、回転が良くわからないときに自分から回転をかけて返球を安定させることができます。
回転に対する鈍感さやオートでスピン反転してくれる感覚はあまりないので、回転の影響をできるだけ受けたくない人やとにかく変化を出したいという人には向かないと思います。
私としてはかなり好きなラバーですが、飛ばない粒高に慣れている人にとっては扱いづらく、変化量の多い粒高に慣れている人にとっては物足りないかもしれません。
ただ、飛距離の問題に関してはスポンジの厚さを調整することで解決できるかと思います。
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まとめ
ラクザ7とバーティカル20はどちらのラバーも食い込みやすく、回転も比較的かけやすいので、安定します。
スピード90と比較した場合ですが、雅はやや弾みが抑えられているので、より安定した印象です。
扱いやすいがゆえにクセも出づらいので、相手が嫌がるボールは出しづらいかもしれません。
私はこのラケットとラバーの組み合わせを気に入っていますが、単版に貼って厚さを中にした粒高は正直飛びすぎるので、粒高ユーザーでこの打球感が好きな人は限りなく少ないような気がします。
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