損益計算書と貸借対照表から考える結婚相手

2022年10月26日

あなたは結婚相手に何を求めますか?

結婚相手を選ぶにあたって相手に求める条件は収入、容姿、性格などの様々なものがあると思いますが、お金持ちと結婚したいという方も多いのではないでしょうか?

しかし、お金持ちにも収入がいい方、親が資産家の方、お金を増やすのが上手な方など様々な方がいると思います!

そこでこの記事では簿記の貸借対照表損益計算書の考え方を用いて具体的にどんな相手と結婚すればお金の面で安心できるのかを独断と偏見で解説していきたいと思います(^^♪

損益計算書とは

損益計算書はその名の通り一定期間内の費用(損)収益(益)を計算して最終的にどれだけの利益または損失を出したのかということを表すものです!

会社でいうところの経営成績、個人でいうところの給与または報酬などの総額の手取り額にあたります。

細かく分けると様々な項目がありますが、大きく分けたものを表にすると↓ような感じです

費用 収益
利益

収益から費用を引いた金額が利益となります。

詳しい説明はこちら

貸借対照表とは

貸借対照表資本資産負債という観点からある時点での会社の財政状況を表します。

個人でいうところの懐事情ですね。

細かく分けると様々な項目がありますが、大きく分けたものを表にすると↓ような感じです

資産 負債
資本

負債と資本の合計額と資産が同じ金額となります。

 

貸借対照表と損益計算書で見る個人

それでは1年間の貸借対照表と損益計算書を使って架空の人物を紹介していきます!

しっかり者のAさん

Aさんは一部上場企業の総合職で、副業での収入も少しあります。

また普通預金にある程度の金額を入れているので若干の利息を受け取っています。

ケチというわけではありませんが、自分が必要だと思うもの以外買うことはありません。

 

Aさんの損益計算書

3,000,000

内訳:住宅ローンの支払い、住宅ローンの支払利息、水道光熱費、食費、趣味費、被服費、日用品費、交際費、保険料、投資費用、修繕積立金等

 

6,000,000

内訳:給与、各種手当、雑収入、受取利息

3,000,000

Aさんはこの年の手取り額が600万円でその半分の300万円を貯金しています。

1年間の内にかかっている費用の中には投資にかかっている金額も含まれます。

 

Aさんの貸借対照表

55,000,000

内訳:建物(35,000,000)、自動車(3,000,000)、有価証券(10,000,000)、普通預金(7,000,000)

30,000,000

内訳:住宅ローン(30,000,000)

20,000,000

Aさんは資産価値3,500万円のマンションの一室を購入済みで住宅ローンが3,000万円残っています。

その他に金融資産として評価値1,000万円の証券と普通預金700万円があり、300万円でローンを組まずに購入した車を持っています。

 

・Aさんの損益計算書・貸借対照表から読み取れること

Aさんの損益計算書からは余計な出費をせずに節約してしっかりと貯金できていることが読み取れます。

また、貸借対照表からは必要な資産を獲得済みで資産に対して大きな負債を抱えていないことが読み取れますので、将来設計をきちんと考えているしっかり者だということが分かります。

 

高収入で派手好きのBさん

Bさんは外資系企業に勤めており、Aさんと比べるかなり収入が多いです。

高級品に目がなく、気に入ったものは片っ端から買ってしまうタイプです。

 

Bさんの損益計算書

20,000,000

内訳:内訳:住宅ローンの支払い、住宅ローンの支払利息、自動車のローンの支払い、自動車のローンの支払利息、水道光熱費、食費、趣味費、被服費、日用品費、交際費

20,000,000

給与、各種手当

 

0

Bさんは収入は会社からの給与と手当のみで手取り額は2,000万円です。

いわゆる高給取りですが、金遣いが荒く基本的に稼いだお金はすべて使ってしまいます。

家や車も高級な物を購入しているのですべてローンを組んでいます。

 

Bさんの貸借対照表

600,000,000

内訳:土地・建物(500,000,000)、自動車1(40,000,000)、自動車2(60,000,000)

585,000,000

住宅ローン(500,000,000)、自動車1のローン(30,000,000)、自動車2のローン(55,000,000)

15,000,000

Bさんは土地・建物合計で5億円する戸建てを35年ローンで購入し、4,000万円と60,000,000万円の自動車をそれぞれ10年ローンで購入しました。

 

・Bさんの損益計算書・貸借対照表から読み取れること

Bさんの損益計算書からは収入をすべて使い果たしていて、貯金をしていないことがわかります。

また、貸借対照表からは資産価値の高いものを保有しており、その分高額のローンが負債として計上されていることが分かります。

 

 

お金持ちで自堕落なCさん

Cさんは宝くじの1等に当選し、10億円を受け取ったのと同時に仕事を辞め、もう働く気がありません。

莫大な資金を手にしたことで金銭感覚が狂ったことと仕事を辞めたことにより暇な時間が増えたことが要因でお金を使いこむようになりました。

 

Cさんの損益計算書

50,000,000

内訳:食費、趣味費、日用品費、被服費、交際費

80,000

内訳:受取利息

-49,920,000

 

Cさんは実家暮らしで家にお金を入れているわけでもないので家賃や水道光熱費などは発生しません。

しかし、趣味や食事にかかる金額が大幅に増えたため、1年間で5,000万円お金を使いました。

働いておらず、投資も行っていないので普通預金の受取利息8万円以外の収入はありません。

 

Cさんの貸借対照表

950,000,000

内訳:普通預金(950,000,000)

0
950,000,000

Bさんの資産は宝くじの当選金の残金である9億5,000万円のみです。

ローンを組むような買い物をしていないので負債はありません。

 

・Cさんの損益計算書・貸借対照表から読み取れること

Cさんの損益計算書からは働いていないので収入がほぼなく、1年単位で見て大幅に損失を出していることが分かります。

Cさんの貸借対照表からは莫大な預金があり、負債がないことが分かりますが、この調子でお金を使うと20年ほどで預金を使い果たしてしまうペースです。

 

損益計算書・貸借対照表で3人を比較

それぞれの損益計算書を見ると収益の多さ(稼ぎの良さは)Bさん>Aさん>Cさん、費用の少なさはAさん>Bさん>Cさん、利益の大きさはAさん>Bさん>Cさんとなります。

つまり、この1年間の損益計算書ではAさんが最も優秀と言えます。

しかし、Bさんが少し節約をする、Cさんが莫大な資金をもとに投資を始めるなどのことがあればこの差は容易に覆るでしょう。

つぎに貸借対照表を見ると資産の多さではCさん>Bさん>Aさん、負債の少なさではCさん>Aさん>Bさん、資本の多さではCさん>Aさん>Bさんとなります。

現在の財政状況が一番良好なのはCさんですが、Cさんは普通預金以外の資産がありません。

一昔前は普通預金に億単位のお金を入れていれば利息だけで十分な額を受け取ることができましたが、現在の金利では大した額にはなりません。

そのため、ただ普通預金にお金を預けているだけのCさんが働いたり、資産運用を始めたりしないかぎり、Cさんの資産は年々減っていってしまうことが分かります。

それぞれの損益計算書と貸借対照表から3人を評価すると、下記のとおりです。

現時点の財政状況

Cさん>Bさん>Aさん

今後の収入

Bさん>Aさん>Cさん

安定性

Aさん>Bさん>Cさん

 

損益計算書と貸借対照表から考える結婚相手

ここまでAさん、Bさん、Cさんの紹介をしましたが、この3人の誰と結婚した場合もお金で困るということはないかと思います(^^♪

常識の範囲外の豪遊をしたいという場合は別ですが(笑)

最後にお金に困らない結婚相手としてどのタイプを選んだらいいのかを紹介していきます。

ちなみに全員年齢は30歳とします。

 

お金のことは自信がないので相手に任せたいという方はAさんがおすすめです!

資産はCさん、収入はBさんに劣りますが、どちらも平均よりは上ですし、やりくり上手なので贅沢はできないまでも十分いい暮らしができるかと思います。

また、すでに持ち家があり、将来のことを考えて投資をしていることもプラスポイントですね(^_^)

持ち家はマンションの一室なので引っ越しが必要になったとしても戸建てに比べ、賃貸の買い手が見つかりやすいので安心です!

 

とりあえず贅沢な暮らしをしたいという方にはBさんがおすすめです!

Bさんはお金にルーズなところはありますが、30歳にして手取り2,000万円の収入がある高給取りで今後も給料が上がっていくと考えられます。

また、持ち家は戸建てなので引っ越しは難しいものの5億円かけて建てた家と高級車2台があり、華やかな生活を送れるのではないのでしょうか?

 

お金の管理や運用には自信があるという方にはCさんがおすすめです!

Cさんは面倒なことが嫌いなので働くつもりもないですし、資産の購入や運用についても考えていませんが、3人の中で最も自由に使えるお金が多いです。

お金の管理や運用はやりたくないだけで必要なことだと思っているので知識のある方がかわりにやってくれるとなれば喜んでお願いします。

 

 

まとめ

収入があっても一切貯金しない方、資産があってもすぐに使いつぶしてしまいそうな方、逆に資産や収入がそれほど多くなくても上手いことやりくりしてお金を残せる方など様々なタイプがいます。

そのため、将来お金に困らない相手と結婚することを考えたときには損益計算書と貸借対照表両方の観点からの評価が必要になります。

そもそも貯金額や保有資産を正直に話してくれるとは限りませんが(笑)

何はともあれ相手の収入や財政状況がどちらもわかっている場合はそれぞれのバランスを考えて自分に合った相手を選ぶようにしましょう(^_^)

 

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Posted by k_asano30090